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有馬記念の1週前追い切りが15日、東西トレセンで行われた。秋の天皇賞馬トーセンジョーダン(栗・池江寿、牡5)は、栗東の坂路で馬なりながら順調さをアピール。GI2勝目を狙う。
天皇賞・秋を日本レコードで勝ち、ジャパンCはブエナビスタのクビ差2着と充実著しいトーセンジョーダン。秋は激戦が続くが、体調にかげりは見られない。
1週前追い切りは、坂路で感触を確かめる程度のメニュー。ゆったりした柔らかみ十分のフォームでリズムよく駆け上がる。最後まで馬なりのままで、4ハロン56秒5、ラスト1ハロン13秒8をマークした。
「前走後はさすがに疲れが見られましたが、回復は早かった。こういうことからも心身ともに力をつけていることを感じますね。今週はこれで十分だし、秋3走目になりますが、前2走と変わらない状態。中山に替わりますが、前走みたいに早めの競馬で切れる馬たちを封じ込めたいね」
池江寿調教師は笑顔を見せる。天皇賞・秋は直線一気の追い込み、ジャパンCは2番手の積極策と変幻自在の立ち回りができるのは強み。中山コースでは4戦3勝。昨年は逃げて5着だったが、格段に力をつけた今ならチャンスは十分ある。