競馬ニュース > 記事
5週連続でGIを開催中の東京では14日、古馬牝馬によるマイル女王決定戦「第18回ヴィクトリアマイル」が行われる。白毛のアイドルホース、ソダシが史上3頭目となる連覇を狙って参戦。昨年の牝馬3冠で活躍した4歳勢を封じ込め、偉業を達成するか。
純白の馬体が府中マイルで輝きを増す。ソダシは昨年の当レースを好位から抜け出して2着ファインルージュに2馬身差をつけて完勝。3度目のGI制覇を果たした。その後は札幌記念5着、府中牝馬S2着と堅実に走り、マイルCSでセリフォスと0秒3差の3着。やはり、GI3勝を含む【4・0・1・0】の芝マイルがベスト舞台だ。
栗東TCに戻ってからも順調に乗り込まれ、2週前には新パートナーのレーン騎手を背にCWコースで6ハロン81秒0、ラスト1ハロン11秒6をマーク。「(レーン騎手が)『この馬に乗れて幸せ。素晴らしい』と言ってくれた」と、須貝調教師は満足そう。1週前にはCWコースで7ハロン96秒2、ラスト1ハロン11秒4の猛時計を叩き出し、「これだけの時計が出れば十分かな。ここまではスイッチを入れないように調整してきたが、このひと追いでスイッチが入ったと思う。調子はすごくいいよ」とトーンは上がる。
牝馬限定のマイルでは4戦無敗。昨年の桜花賞&オークス馬スターズオンアース、秋華賞馬スタニングローズがライバルとなるが、「例年になくメンバーはそろったが、ワンターンのマイルは馬が走りやすそうだし、結果も出している。レースまで無事に行ってこの馬の力を出せれば」と、指揮官は愛馬を信頼する。
13&14年ヴィルシーナ、15&16年ストレイトガールに次ぐ史上3頭目の連覇を決め、最強のマイル女王を証明する。(夕刊フジ)