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サマー2000シリーズが開幕する。第1弾は夏の福島名物のハンデ戦「第53回七夕賞」(9日、GIII、芝2000メートル)だ。主役はゼーヴィント。昨夏のラジオNIKKEI賞馬はその後、重賞で3戦連続2着を続けており、今度こそ勝ちたい。
ラジオNIKKEI賞の0秒2差完勝から、もう1年がすぎた。ゼーヴィントはそれからここまで、セントライト記念→福島記念→AJCCと、3戦続けて2着。それも着差はすべて0秒2以内という惜敗だった。
AJCCのあと脚部不安で春は見送ったが、得意の福島を待ってじっくりと待機。おかげですっかりリフレッシュして、調整は実に意欲的。先々週はWコースで6F83秒7、先週は79秒2と、長めから一杯に追われて気合をつけられた。
「休み明けの分、まだ動きは重いけど、ビシッと追ったことで変わってくるはず。体のバランスは良くなっている」と、木村調教師もハード仕上げに納得している。
未勝利V以降はすべて3着以内で、最も離されたのも0秒3という超堅実派。相手に関係なく力を出し切っており、「秋には大きいところをと、そう思っている能力の持ち主。まずはここでいい競馬をしてほしい」とトレーナーは力が入る。
2000シリーズで泊をつければ、天皇賞(10月29日、東京、GI、芝2000メートル)が見えてくる。そのために何としても勝ちたい初戦、みちのくGIIIだ。(夕刊フジ)
★七夕賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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