ＪＲＡは１２日、１日に行われた天皇賞・秋（ＧＩ）を制し、史上初の８歳馬のＧＩ優勝という快挙を達成したカンパニー（栗東・音無厩舎、牡）が２２日のマイルチャンピオンシップ（ＧＩ）に出走後、引退すると発表した。今後は北海道勇払郡安平町早来の社台スタリオンステーションで種牡馬になる予定。

　カンパニーを管理する音無調教師は「２００４年にデビューし約６年という長い競走生活ではありましたが、この度天皇賞・秋（ＧＩ）に優勝することができました。そのことが評価され、種牡馬として社台スタリオンステーションに繋養されることが決まり、引退することになりました。来週のマイルチャンピオンシップ（ＧＩ）が最後のレースとなりますが、ぜひカンパニーを応援してください。そして将来デビューするカンパニーの子供達を楽しみにしてください」とコメントを発表した。

　カンパニーは父ミラクルアドマイヤ、母はブリリアントベリー、母の父ノーザンテーストという血統。通算３４戦１１勝で、重賞は前記の天皇賞・秋のほか、０５年京阪杯（ＧＩＩＩ）、０６年産経大阪杯（ＧＩＩ）、０７年関屋記念（ＧＩＩＩ）、０８年中山記念（ＧＩＩ）、０８年マイラーズＣ（ＧＩＩ）、０９年中山記念（ＧＩＩ）、０９年毎日王冠（ＧＩＩ）の計８勝を挙げている。

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