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中央競馬の長距離チャンピオン決定戦、天皇賞・春(GI、芝3200メートル)が4日、京都競馬場で開催される。板津雄志記者(34)は、前売り(金曜発売)で10番人気の(2)アドマイヤフライトに◎。先週のGIIサンケイスポーツ賞フローラステークスをズバリ当てた勢いに乗り、1番人気馬が苦戦を強いられてきた春の盾も穴馬で的中させる。ゴールデンウイークの散財も“板津馬券”で全額回収だ!!
キズナが強いことは分かっている。ディープインパクトの最高傑作、と思っているほどだ。しかし、天皇賞・春は過去10年、1番人気で勝った馬は2006年のディープインパクト(単勝1・1倍)しかいない。強いはずの馬が、なかなか勝てないレースなのだ。
要因は前哨戦と本番のコースの違い。中山(日経賞)、阪神(阪神大賞典、産経大阪杯)という直線に急坂があり、時計もかかるタフな舞台から、直線が平坦でなおかつ超高速ターフの京都へ。あまりにかけ離れた舞台設定が2桁人気馬の激走を呼ぶ。ならば、ステップレースで力を出し切れなかった馬にこそ目を向けるべきだ。
◎は(2)アドマイヤフライト。前走の日経賞は12着。担当の川島慎平助手は「久々でテンションが高く、8キロ減の馬体も誤算だった」と敗因を説明するが、何よりこたえたのは中山の馬場だろう。異常に時計がかかって、後半の開催ではボコボコして走りにくく、実際にフライトのフォームは直線でバラバラだった。