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天皇賞を完勝したGI5勝馬モーリスが、“シャティンV3”へ挑む。金曜も堂々とした風情で、「角馬場でトロットしてゲート練習。順調です」と堀調教師。木曜に跨がったムーア騎手も「ベリーハッピーホース!」と、一点の曇りなしを強調した。現地での評価も高く、昨年の香港マイル、今年のチャンピオンズマイルに続く完全Vで有終の美を飾るか。
昨年の覇者エイシンヒカリもここで引退。天皇賞は12着に失速したが、香港では別馬のように落ち着いている。金曜も順調にメニューを消化し、「パドックを見せてゲート練習。長めの引き運動も行った」と坂口調教師。武豊騎手も「去年よりいいから、同じ結果を出したい」と、連覇への逃走へ気合十分だ。
香港3度目のステファノスはスミヨンとの新コンビが魅力で、「変わりなく順調」と藤原助手。馬場に泣かされ続けたラブリーデイは待望の好天が望めそうで、「どこにいても落ち着いていて堂々としている。歩様もカイ食いもいい」と池江調教師。エリザベス女王杯馬クイーンズリングは、「力みがなく、いいキャンターだった。ゲートでも落ち着いていた」と吉村調教師。
地元の期待を担うのは前哨戦のJクラブカップを勝ったシークレットウェポンだ。「状態には自信がある。相手は日本馬」と、イプ調教師は“チーム・ジャパン”を警戒している。
’14覇者デザインズオンロームは、ムーア調教師が「前走(9着)には失望していない。モレイラ騎手に期待」とキッパリ。昨年3着のブレイジングスピードは、「絶好調。定量戦の今回は自信がある」と、クルーズ調教師が強気だ。(夕刊フジ)