香港カップ（芝２０００メートル）に向けてけさ、日本の有力２騎がシャティン競馬場の芝コースで追い切られた。

　ＧＩ６勝目を狙うモーリスは、ムーア騎手が跨って併せ馬。２馬身ほど先行していたモーリスを、内から僚馬サトノクラウン（香港ヴァーズに出走）が追いかける流れ。クラウンが追いついたところでフィニッシュした。２頭とも馬なりで動きは軽快だった。高橋助手は、「香港は３度目になるので、連れてきた３頭（ほか香港マイルのネオリアリズム）のなかで最も落ち着いている」と自信を見せており、’１５香港マイル、’１６チャンピオンズマイルに続くＶが期待できる。

　連覇を目指すエイシンヒカリは、武豊騎手を背に単走。馬なりで好気配をアピールしていた。前半は相変わらず力み気味だったが、毛ヅヤはピカピカで体調はバッチリの様子。「ベリーグッド！　絶好調だね。追い切りの感触は去年よりいいくらいですよ」と、ユタカは笑顔。一気の逃げが、今年もシャティンのスタンドを沸かせそうだ。（夕刊フジ）

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