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“JRA生え抜き”の意地がある。地方からの移籍騎手や外国人ジョッキーが幅を利かせるなか、今年は福永祐一騎手(37)=栗東・フリー=の奮闘が目立った。
菊花賞のエピファネイア、天皇賞・秋のジャスタウェイとGI2勝。先週まで126勝をあげ、自身2度目の全国リーディングに向けひた走る。プライベートでも元フジテレビの松尾翠アナウンサーと結婚し、9日に披露宴をあげたばかり。来年3月にはパパとなる、まさに幸せの絶頂だ。
「公私ともに充実した1年だったね。結婚して家庭を持ったことで、責任感というか、頑張らないといけないという気持ちが強い。今年といわず、来年もいい年にしたい」
人生の節目にひと皮むけたユーイチは、ルルーシュと有馬に挑む。初コンビとなった前走・ジャパンCは、残り100メートルまで首位争いに加わっての0秒2差6着。
「イメージどおりに運べたが、最後に止まった。でも、乗りやすくて能力を感じさせる馬だよ。もしかしたら、思い切って行くか控えるか、極端な競馬をしたほうがいいタイプかもしれない」と、大胆プレーで一発を狙う。
「1年の締めくくりだし、毎年乗りたいレース。ダービーとはまた違った盛り上がりがあるから楽しみ」。来年はエピファ、ジャスタでの海外遠征も視野に入る。’13最高のエンディングで、さらなる飛躍へと弾みをつけたい。(夕刊フジ)
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