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第57回有馬記念(23日、中山10R、GI、3歳上オープン国際(指)、定量、芝・内2500メートル、1着本賞金2億円=出走16頭)金鯱賞を勝って初GIに挑んだオーシャンブルーが10番人気の低評価を覆して2着に食い込んだ。シップとシップの間に“海”が入った。
「体は小さいが、ハートは大きい。アクションが素晴らしく、パーフェクトなレースができた。前が空いてから勝てる手応えで伸びてくれたよ」
クリストフ・ルメール騎手が自分の胸を親指で差し、相棒の“ビッグハート”を強調する。中団の内で脚をため、直線では馬場の真ん中を鋭く伸びた。最後はゴールドシップにかわされたが、誇れる銀メダルだ。気性が幼く馬房の中をグルグル回る旋回癖があるが、前に鏡を置いて対策。中山にも大きな鏡を持ち込んだ。馬体重プラス2キロで出られたことも大きかった。
3頭出しの池江泰寿厩舎で最先着を果たし、「エイシンフラッシュをかわして『やった』と思った。ウチの馬はまだ力をつけている段階。来年はGIを勝ちたいね」と池江寿調教師も満足そう。ステイゴールド産駒の新星は2013年にビッグタイトルを狙う。 (森田実)
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