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この世代最後の新馬戦となった20日の中山4R3歳新馬(ダート1800メートル)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の2番人気フォースリッチ(牡、美浦・加藤征弘厩舎)が中団追走から早めに進出して直線も力強く伸び、勝ち名乗りを受けた。タイムは1分55秒3(重)。
バーナルウィッシュとニシノグリヨンが好スタートから先行態勢に入るが、ペースが落ちかけた1コーナーでゴールドフォレストが外からハナを奪う。好発を決めた2頭は2番手を併走。その後ろにダイワレンジャー、モンサンエルナト、さらに人気のアジアハイウェイなどが続いた。4コーナー手前ではアジアハイウェイも外から3番手まで進出。中団から後方にいた馬たちも前との差を詰めて直線に向かった。ゴールドフォレストが食い下がる各馬を振り切って逃げ込みを図るところに、勢い良く迫ってきたのがフォースリッチ。道中は中団にいたが、4コーナーでは好位に取り付き、直線は力強い決め手で差し切った。4馬身差の2着には3番人気ゴールドフォレストが逃げ残っている。さらに2馬身差の3着が8番人気のムーンシャイナーだった。
フォースリッチは、父ワークフォース、母ヴァイスハイト、母の父アドマイヤベガという血統。いとこロジユニヴァースはGI日本ダービーの勝ち馬。おじランフォルセはGIIIエルムSなど重賞4勝。おじノーザンリバーはGIIIアーリントンCなど重賞6勝。
ルメール騎手は「とても乗りやすい馬ですね。道中も特に問題はなかったし、直線を向いてからもいい走りをしてくれました。この距離は合っているし、ダートも向いていると思います」と操縦性の高さを強調していた。
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