東京競馬場での５週連続ＧＩ開幕戦・ＮＨＫマイルＣが１０日行われる。本紙予想の加藤隆宏記者は、８枠１６番ブレイクランアウトに渾身の◎だ。東京コースで重賞勝ちがあり、高速決着、切れ味勝負も歓迎。休み明けでも目標レースに向けて入念に調整されて不安はない。管理する美浦・戸田厩舎は土曜の新潟大賞典（ＧＩＩＩ）をシンゲンで優勝。勢いに乗って日曜はブレイクが決めるぜ！！

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　迷うことはない。◎はブレイクランアウトで決まりだ。

　新馬戦圧勝後、勝ち運から見放されていたが、共同通信杯は瞬発力の違いを見せつけて圧勝。世代トップクラスの能力を改めて証明した。陣営はその後、皐月賞をパス。ＮＨＫマイルＣ～ダービーに照準を合わせて調整してきた。

　３カ月ぶりの実戦がＧＩというローテーションは、ブレイクの気性、体質、脚質などを完全に把握している関係者の自信の表れだ。綿密に計画されたスケジュールを着々と消化。乗り込み量は十分すぎるほどで、１週前、最終追い切りとも動きは文句なしだ。体重はさほど増えていないが、筋力がついてパワーアップしたのは確実だ。

　前週の天皇賞（春）はアサクサキングス（９着）、スクリーンヒーロー（１４着）など、道悪の阪神大賞典を使った組が軒並み惨敗。休み明けでフレッシュな状態であるブレイクなら、目に見えない疲れも心配しないで済む。

　東京競馬場では直線で包まれて脚を余したいちょうＳ（４着）を除くと、東スポ杯２歳Ｓ（２着）と共同通信杯でいずれも上がり３ハロン３３秒台をマーク。良馬場での時計の速い決着、決め手勝負とも望むところだ。充電が完了。さらにレベルアップしたブレイクランアウトが疾風のように新緑の芝を駆け抜ける。

　馬単は（１６）（６）、（１６）（４）を本線に（１６）（２）、（１６）（１３）、（１６）（１５）、（１６）（１８）。３連単は（１６）の１着固定で１８点を買う。（加藤隆宏）

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