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第27回フェアリーS(10日、中山11R、GIII、3歳オープン、牝、国際、特指、別定、芝1600メートル、1着賞金3700万円)A・クラストゥス騎手騎乗の1番人気ダンスファンタジア(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、好位から楽に抜け出して重賞初制覇。2歳女王レーヴディソールのライバルへ、再び浮上した。タイム1分33秒7(良)。2馬身半差の2着は7番人気スピードリッパー。3着には2番人気アドマイヤセプターが入った。
前走の阪神JF(9着)は道中掛かるなど、若さを見せていたダンスファンタジアだったが、今回はスムーズに折り合って中団を追走。3コーナーから徐々に進出し、4コーナーでは前を射程圏内に捕らえた。
直線で追い出されると、あっという間に先頭へ。スピードリッパー、アドマイヤセプターが懸命に追われるなか、ダンスファンタジアは、終始楽な手ごたえでゴール板を駆け抜けた。2戦2勝で挑んだ前走は、レーヴディソールの前に惨敗を喫したが、今回強い勝ち方を見せ付けて“汚名返上”。改めて能力の高さを証明した。
この勝利でJRA通算4戦3勝。血統は父ファルブラヴ、母ダンスインザムード、母の父サンデーサイレンス。母ダンスインザムードは現役時代、ダンスファンタジアと同じ藤沢和雄厩舎に所属し、04年桜花賞(GI)、06年ヴィクトリアマイル(GI)を制している。