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夫婦そろってジャパンCに参戦するホリー・ドイル騎手(27)=英国=とトム・マーカンド騎手(25)=英国=が23日、美浦トレセンで意気込みを語った。
妻のドイル騎手は落馬負傷のライアン・ムーア騎手(40)=英国=に替わって、前年覇者のヴェラアズール(栗東・渡辺薫彦厩舎、牡6歳)の手綱を取る。まず「ジャパンC騎乗について聞いたときは、ライアンの状態が大丈夫なのか心配になりました」と母国の大先輩のけがの具合を気にかけたうえで、「チャンスをいただけてありがたいです。ジャパンCは世界的に一番有名なレース。日本のファンの皆さんが思うのとは少し違うかもしれませんが、私たちにとってジャパンCは日本で一番格式が高いと認識していますし、そのレースに乗れるのは光栄です。ヴェラアズールのレースVTRも去年勝ったときから全てチェックしています。去年と比べ、今年は好走していない感じですが、前走の京都大賞典(7着)ではあまり着差がなかったですし、復調してきているのではないでしょうか。頑張ります」と週末を楽しみにしている。
夫のマーカンド騎手は、ケフェウスS2着から臨むスタッドリー(栗東・奥村豊厩舎、牡5歳)と初コンビ。「世界的にも大きなレースであるジャパンCに私たちも乗りたいと思っていた。(夫婦で騎乗できることになり)これ以上うれしいことはない」と笑顔。「タフなレースになるけど、前走のような脚を引き出して何とか食らいつきたい」と虎視眈々とチャンスをうかがう。