競馬ニュース > 記事
16日の英3冠最終戦セントレジャーをハーツクライ産駒で日本生まれのコンティニュアス(愛=A・オブライエン、牡3)が制した。
今年はディープインパクト産駒のオーギュストロダンが英愛両ダービー、愛チャンピオンSとGⅠを3勝。すでにディヴァインライト産駒のナタゴラが2008年英1000ギニー、ディープインパクト産駒のサクソンウォリアーが18年英2000ギニー、同じくディープの子スノーフォールが21年英オークスを勝っており、サンデーサイレンスの孫が英クラシックを完全制覇したことになり、改めてSSの偉大さがクローズアップされる。
14年にはワールドベストレースホースランキングでジャスタウェイとエピファネイアが1、2位を独占した他、日本馬は50位以内に7頭がランクイン。その全馬がSSの血を引いていた。
今年はイクイノックスが世界ランク首位の座をキープし、ジャスタウェイ以来の世界一が期待されるが、この馬も3代父がSSだ。
さて、サクソンウォリアーのいとこになるコンティニュアスはハーツクライ産駒で成長力もありそう。今後は中1週となる凱旋門賞(10月1日、仏パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)に追加登録(登録料12万ユーロ=約1896万円)をして参戦する可能性もある。(在仏競馬記者)