ソングラインがヴィクトリアマイルを制し、レース史上単独最多の３勝目となったオーナーの（有）サンデーレーシング。吉田俊介代表（４９）は「どこをどう通っても同じような（馬場）状態。（ソダシ、スターズオンアースを見ながら）内めを突いたジョッキーの好判断。上手に乗ってくれました」とアタマ差の辛勝を振り返った。

牧場で思い通りに調整を積めたのも奏功したようで「喉の治療に時間を要した前走（サウジアラビア遠征）とは、まるで違って見えました」と満足げ。「問題なければ、安田記念（６月４日、東京、ＧＩ、芝１６００メートル）に向かうつもりです」と昨年と同じローテーションで連覇を狙う意向を明かしつつ、「去年果たせなかったブリーダーズＣマイル（１１月４日、アメリカ＝サンタアニタパーク、ＧⅠ、芝１６００メートル）が視野に入っています」と秋への抱負も口にした。

生産者のノーザンファーム・吉田勝己代表（７４）は北海道・苫小牧市で行われた「ノーザンホースパークマラソン」の会場でレースを観戦。参加者とともに生産馬のワンツーフィニッシュを見届け、「最高の結果で、本当にうれしい。戸崎騎手も上手に乗ってくれたし、ソダシも力を発揮してくれた」と笑みを浮かべた。

ソングラインの半弟ソニックライン（美浦・木村哲也厩舎、牡２歳、父リアルインパクト）は、ゲート試験に合格済み。現在は福島県・ノーザンファーム天栄で乗り込みを進めている。

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