《栗東》札幌記念を快勝し、桜花賞との牝馬２冠を狙う白毛馬ソダシ（須貝）は坂路単走。馬なりのまま自己ベストの４ハロン５０秒２－１２秒６をたたき出し、好気配を振りまいた。手綱を取った吉田隼騎手は「前の馬を目標にしての追い切り。いつでも使えるくらい、仕上がっています。先週、追い切って、さらに上がって、ピリピリもしてきているので、あとは落ち着きと折り合いだけですね」と語った。

　前走の札幌記念では年長のＧＩウイナー３頭を撃破。距離は異なるが、阪神は桜花賞や阪神ＪＦでＧＩを制したコースだ。須貝調教師は「理想通りの攻め馬。めりはりが出てきて、筋肉が浮き出ている。距離は経験しているし、坂路であれだけの時計が出る馬だから、坂も問題ない」と力を込めた。

　ローズＳを制したアンドヴァラナウト（池添学）は、坂路で４ハロン５２秒８－１２秒４。馬なり単走で軽快な走り。池添学調教師は「動きは良かったですね。夏も使っている馬ですし、中間は上積みというよりは、いい状態を維持するように調整しています。いい感じで、体もできています」とうなずいた。

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