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秋のGI開幕を告げる「第54回スプリンターズS」が10月4日、中山競馬場で行われる。春の高松宮記念の上位4頭が顔をそろえるが、注目は2着グランアレグリア。そのあとの安田記念でアーモンドアイを破ってマイル王者となった快速牝馬が、今度はスプリント路線で主役を張る。
アーモンドアイを破った末脚が帰ってくる。安田記念で怪物を置き去りにしたグランアレグリアが秋初戦に選んだのはスプリンターズS。混沌とするスプリント界制圧に乗り出した。
「1400メートルの阪神Cが強かったし、安田記念も坂を上がってくるときの脚がすごかった。1200メートルはまったく問題ないと思う」
そう言い切るのは昨年のタワーオブロンドンに続く連覇がかかる藤沢和調教師。JRA通算1500勝を超える名伯楽が自信を込めて断言した。
春の高松宮記念は初の6Fで馬にも戸惑いがあったのか、位置取りが悪くなり、しかも重馬場。それでも先行勢がゴール前の激戦を繰り広げるなか、1頭だけ別次元の末脚(上がり3F33秒1)で2着(3位入線)まで追い上げた。
「あのときは馬場が悪かったけど、切れ味が違っていたね。年をとって穏やかになって、体は大きくなって。3歳の春のころはカイバを食べなくて困っていたのになあ」
充電の夏を経て、4歳秋を迎えての充実ぶりは明らか。先週のWコースではラスト1F12秒3の好反応でアブソルティスモと併入した。「1週前としては十分な内容。予定どおりにきているから、当週に追い切れば態勢は整うよ」と、仕上げにも抜かりはない。
秋初戦ということは当然、マイルCS(11月22日、阪神、GI、芝1600メートル)も視野に入る。6~8Fの短距離完全王者へ、時代を創り出す。(夕刊フジ)
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このニュースへのコメント
そあら
1週前の時計が平凡なんだよね〜
2020年9月28日 11:20