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セントライト記念 G2
セントライト記念の歴史と概要
日本で初めて三冠を達成したセントライトの名を冠して戦後まもなく創設された歴史ある一戦。歴代の勝ち馬には、“アラブの怪物”の異名を持つアングロアラブ種の第11回（1957年）セイユウ、のちに日本競馬初の無敗の三冠馬となる第38回（1984年）シンボリルドルフ、当レースで芝2200mの日本レコード（当時）を更新したホッカイドウ競馬所属の第58回（2004年）コスモバルクなどが挙げられる。1995年以降は菊花賞トライアルとして重要な役割を担うが、同年以降に本番の菊花賞まで連勝した馬は第69回（2015年）キタサンブラックのみ。一方で、第66回（2012年）フェノーメノ、第68回（2014年）イスラボニータは次走に天皇賞（秋）を選択して勝ち負けの好勝負を演じるなど、菊花賞以外を目指す実力馬たちも秋緒戦として参戦することが増えてきた。
歴史と位置付け
日本競馬史上初の三冠馬となったセントライトの偉業を称え、1947年に創設された4歳（現在の3歳）限定の重賞で、1955年までは牡馬限定戦として施行されていた。その後、施行場は幾度かの変遷を経て、1980年以降は中山芝2200mで定着。1984年のグレード制導入にともないG3に格付け、1987年にはG2に昇格を果たした。1991年には上位3着以内に菊花賞の優先出走権が付与されるようになり、1995年からは菊花賞トライアルに指定。2014年以降は「朝日杯セントライト記念（菊花賞トライアル）」の正式名称で施行されている。
歴代優勝馬
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
| 回数 | 開催日 | 優勝馬 |
|---|---|---|
第77回
|
2023年9月18日
中山
芝2200m
|
レーベンスティール
美
牡3 Ｊ．モレイラ
田中博康
|
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第76回
|
2022年9月19日
中山
芝2200m
|
ガイアフォース
栗
牡3 松山弘平
杉山晴紀
|
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第75回
|
2021年9月20日
中山
芝2200m
|
アサマノイタズラ
美
牡3 田辺裕信
手塚貴久
|
|
第74回
|
2020年9月21日
中山
芝2200m
|
バビット
栗
牡3 内田博幸
浜田多実
|
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第73回
|
2019年9月16日
中山
芝2200m
|
リオンリオン
栗
牡3 横山典弘
松永幹夫
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第72回
|
2018年9月17日
中山
芝2200m
|
ジェネラーレウーノ
美
牡3 田辺裕信
矢野英一
|
|
第71回
|
2017年9月18日
中山
芝2200m
|
ミッキースワロー
美
牡3 横山典弘
菊沢隆徳
|
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第70回
|
2016年9月18日
中山
芝2200m
|
ディーマジェスティ
美
牡3 蛯名正義
二ノ宮敬
|
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第69回
|
2015年9月21日
中山
芝2200m
|
キタサンブラック
栗
牡3 北村宏司
清水久詞
|
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第68回
|
2014年9月21日
新潟
芝2200m
|
イスラボニータ
美
牡3 蛯名正義
栗田博憲
|
|
第67回
|
2013年9月17日
中山
芝2200m
|
ユールシンギング
美
牡3 北村宏司
勢司和浩
|
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第66回
|
2012年9月17日
中山
芝2200m
|
フェノーメノ
美
牡3 蛯名正義
戸田博文
|
|
第65回
|
2011年9月18日
中山
芝2200m
|
フェイトフルウォー
美
牡3 柴田善臣
伊藤伸一
|
|
第64回
|
2010年9月19日
中山
芝2200m
|
クォークスター
美
牡3 藤岡佑介
堀宣行
|
|
第63回
|
2009年9月20日
中山
芝2200m
|
ナカヤマフェスタ
美
牡3 蛯名正義
二ノ宮敬
|
|
第62回
|
2008年9月21日
中山
芝2200m
|
ダイワワイルドボア
美
牡3 北村宏司
上原博之
|
|
第61回
|
2007年9月16日
中山
芝2200m
|
ロックドゥカンブ
美
牡3 柴山雄一
堀宣行
|
|
第60回
|
2006年9月17日
中山
芝2200m
|
トーセンシャナオー
栗
牡3 Ｌ．イネス
森秀行
|
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第59回
|
2005年9月18日
中山
芝2200m
|
キングストレイル
美
牡3 北村宏司
藤沢和雄
|
|
第58回
|
2004年9月19日
中山
芝2200m
|
コスモバルク
地
牡3 五十嵐冬樹
田部和則
|
|
第57回
|
2003年9月21日
中山
芝2200m
|
ヴィータローザ
栗
牡3 蛯名正義
橋口弘次
|
|
第56回
|
2002年9月15日
新潟
芝2200m
|
バランスオブゲーム
美
牡3 田中勝春
宗像義忠
|
|
第55回
|
2001年9月16日
中山
芝2200m
|
シンコウカリド
美
牡3 田中勝春
宗像義忠
|
|
第54回
|
2000年9月17日
中山
芝2200m
|
アドマイヤボス
栗
牡3 後藤浩輝
橋田満
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|
第53回
|
1999年9月26日
中山
芝2200m
|
ブラックタキシード
美
牡3 的場均
尾形充弘
|
|
第52回
|
1998年9月27日
中山
芝2200m
|
レオリュウホウ
美
牡3 江田照男
杉浦宏昭
|
|
第51回
|
1997年9月21日
中山
芝2200m
|
シャコーテスコ
美
牡3 蛯沢誠治
野平祐二
|
|
第50回
|
1996年9月23日
中山
芝2200m
|
ローゼンカバリー
美
牡3 柴田善臣
鈴木康弘
|
|
第49回
|
1995年9月24日
中山
芝2200m
|
サンデーウェル
栗
牡3 中舘英二
森秀行
|
|
第48回
|
1994年9月25日
中山
芝2200m
|
ウインドフィールズ
美
牡3 東信二
谷原義明
|
|
第47回
|
1993年9月26日
中山
芝2200m
|
ラガーチャンピオン
栗
牡3 藤田伸二
山内研二
|
|
第46回
|
1992年9月27日
中山
芝2200m
|
レガシーワールド
栗
セ3 小島貞博
戸山為夫
|
|
第45回
|
1991年9月22日
中山
芝2200m
|
ストロングカイザー
美
牡3 増沢末夫
元石孝昭
|
|
第44回
|
1990年9月23日
中山
芝2200m
|
ホワイトストーン
美
牡3 柴田政人
高松邦男
|
|
第43回
|
1989年9月24日
中山
芝2200m
|
サクラホクトオー
美
牡3 小島太
境勝太郎
|
|
第42回
|
1988年9月25日
新潟
芝2200m
|
ダイゴウシュール
美
牡3 大崎昭一
柴田寛
|
|
第41回
|
1987年9月27日
中山
芝2200m
|
メリーナイス
美
牡3 根本康広
橋本輝雄
|
|
第40回
|
1986年9月28日
中山
芝2200m
|
レジェンドテイオー
美
牡3 柴田政人
田村駿仁
|
開催時期
第1回（1947年）、第4回（1950年）は10月中旬～下旬、第2～3回（1948～1949年）、第5回（1951年）、第8～9回（1954～1955年）は11月中旬～下旬、第6～7回（1952～1953年）は9月下旬、第10～53回（1956～1999年）は9月下旬～10月上旬、第54回（2000年）以降は9月中旬～下旬に開催されている。
競走条件
施行場所：中山芝2200m（右・外回り）
出走資格：3歳
１着賞金：5400万円
負担重量：馬齢重量
年表
| 1947年 | 東京芝2400m、4歳（現在の3歳）牡馬限定、別定戦として創設 |
| 1956年 | 出走資格を４歳（現在の3歳）に変更 |
| 1957年 | 施行場を中山芝2400mに変更 |
| 1966年 | 東京芝2400mで施行 |
| 1967年 | 施行距離を芝2200m（外）に変更 |
| 1968年 | 東京芝2400mで施行 |
| 1970年 | 負担重量を定量に変更 |
| 1974年 | 東京芝2400mで施行 |
| 1976年 | 東京芝2400mで施行 |
| 1977年 | 東京芝2400mで施行 |
| 1978年 | 東京芝2400mで施行 |
| 1979年 | 東京芝2400mで施行 |
| 1984年 | グレード制導入にともないG3（国内独自）に格付け |
| 1987年 | G2（国内独自）に昇格 |
| 1988年 | 新潟芝2200m（外）で施行 |
| 1995年 | 指定交流競走に指定 菊花賞トライアルに指定 |
| 2001年 | 混合競走に指定 |
| 2002年 | 新潟芝2200mで施行 |
| 2003年 | 負担重量を馬齢重量に変更 |
| 2004年 | コスモバルクが芝2200mの日本レコードを更新 |
| 2007年 | 格付け表記をJpn2に変更 |
| 2010年 | 国際競走に指定 国際G2に格付け |
| 2014年 | 新潟芝2200mで施行 |
| 2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
「ROBOTIP」のご紹介
まだウマニティ会員ではない方へ
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