▼2014年10月04日(土)　新潟09Ｒ　カンナステークス
【前走の距離別成績（2011年以降）】
●1200ｍ超 [3-2-3-5]（複勝率61.5%）
●1200ｍ以下 [0-1-0-22]（複勝率4.3%）
→近年は距離短縮組が圧倒的に優勢。「この時期の2歳戦は1200ｍ超の方がハイレベル」という可能性もありますし、新潟芝1200ｍで施行される今年も一応アタマに入れておくべきでしょう。

▼2014年10月04日(土)　阪神11Ｒ　シリウスステークス
【馬齢が4歳以上だった馬の、JRA、かつ2000ｍ以上のレースにおける連対経験の有無別成績（2007年以降）】
●あり [4-7-5-46]（複勝率25.8%）
●なし [0-0-1-26]（複勝率3.7%）
→2000ｍ以上の距離に実績がある馬を重視したいレース。なお、JRA、かつ2000ｍ以上のレースにおいて連対経験があった馬のうち、7歳以上の馬は2007年以降[0-1-0-14]（複勝率6.7%）と苦戦していました。

▼2014年10月05日(日)　阪神11Ｒ　ポートアイランドステークス
【JRA、かつ1600ｍ未満のレースにおける優勝経験の有無別成績（2009年以降）】
●あり [0-1-2-34]（複勝率8.1%）
●なし [5-4-3-29]（複勝率29.3%）
→マイル未満のレースを難なくこなせるようなタイプは過信禁物。特別登録を行った馬のうち、JRA、かつ1600ｍ未満のレースにおいて優勝経験があるのは、オリービン、サウンドリアーナ、サトノルパン、ダノンプログラマー、ダンスアミーガ、トップカミング、ニシノビークイックの7頭です。

▼2014年10月05日(日)　新潟11Ｒ　スプリンターズステークス
【日本調教馬の、JRA、かつ重賞、かつ4コーナーを3番手以内で通過したレースにおける優勝経験の有無別成績（2009年以降）】
●あり [4-4-2-17]（複勝率37.0%）
●なし [0-1-3-39]（複勝率9.3%）
→差し有利と言われている高松宮記念ですら、JRA、かつ重賞、かつ4コーナーを3番手以内で通過したレースにおいて優勝経験がない馬は2009年以降[0-4-3-60]（複勝率10.4%）。近年のスプリントGⅠは一定の先行力を備えた馬でないとなかなか上位に食い込めません。新潟芝1200ｍで施行される今年のスプリンターズステークスも、先行馬を重視すべきだと思います。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也（いぶき・まさや）
　埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、『グリーンチャンネル』などさまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム（POG）などにも造詣が深く、近年はWIN5研究の第一人者としても知られるようになった。近著に『一口馬主の愉しみ（競馬道OnLine新書）』（スタンダードマガジン）、『本当に儲かる騎手データブック 馬券の勝ち組は騎手を野次らない（競馬王新書EX008）』（ガイドワークス）、『門外不出！ 投票データから分かった！ WIN5の鋭い買い方』（東邦出版）、『WIN5（五重勝）ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー（競馬王新書）』（白夜書房）。9月12日に最新刊『現在（いま）の勝負気配が分かる 騎手×調教師 黄金タッグ』（ガイドワークス）を発売。

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