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皐月賞馬ヴィクトワールピサ(栗・角居、牡3)の仏GI凱旋門賞(10月3日、ロンシャン、芝2400メートル)挑戦が決定し、26日に角居調教師が詳細を発表した。
ステップレースとして3歳限定のニエル賞(9月12日、GII、ロンシャン、芝2400メートル)を使う予定で、8月5日から美浦トレセンで出国検疫を行い、13日に成田からアムステルダムを経由してフランスに向かう計画。現地では、シャンティー調教場にある小林智調教師の厩舎で調整される。鞍上は落馬負傷によるリハビリ中の武豊騎手(41)=栗・フリー=に2戦とも依頼した。
ヴィクトワールはダービー3着後、宮城県の山元トレセンで放牧。角居調教師は「凱旋門賞は3歳馬にとって斤量が有利。皐月賞で稍重馬場をこなして勝った時に、ヨーロッパの重い馬場でもという気持ちになりました。凱旋門賞に連れて行けて嬉しいです。これからが勝負なので、ゆっくり、じっくりやっていきたい」と斤量(古馬59・5キロ、3歳56キロ、牝馬1・5キロ減)面でアドバンテージのある3歳で行く意義を強調した。
角居師はウオッカの3歳時にも凱旋門賞挑戦を表明していたが、右後肢の蹄球炎で遠征を断念した。今回実現すれば待望のフランス遠征となる。