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今週11月4日の京都競馬場は“JBC”一色に染まる。地方交流3カテゴリーの頂点を決めるJBC競走が、初めてJRAの舞台で行われる。メーンは「第18回JBCクラシック」。前哨戦の日本テレビ盃を圧勝したケイティブレイブが、昨年の帝王賞、今年の川崎記念に続く3つ目のBIGタイトル奪取を狙う。
ケイティブレイブの日本テレビ盃はまさに完璧だった。意識的に控えた2番手から直線で先頭に立つと、そのままアポロケンタッキー以下を封じ込めた。今年はフェブラリーSこそマイルが合わなかったのか11着に敗れたが、交流GI&IIの4戦は【3・1・0・0】。正真正銘、ダート界トップの座が近づいてきている。
先週24日はCWコースで福永騎手を背に、6F87秒1のゆったりした流れから、ラスト1Fは12秒3。「ジョッキーの感触で追い切ってもらったが、いい感じだったね。帝王賞以来だった前走を叩いての前進が見込めそうだ」と杉山調教師。
5歳の秋だが、充実ぶりの要因は馬体面の成長が大きい。担当の房野助手が「ここにきて、体つきとフォームが違ってきた。福永騎手も『以前とは違う』と言ってくれている。それでもまだ無駄な動作をすることがあって、そのあたりが解消すれば、さらに1段といわず、2段階ぐらい上があると思う」と説明する。
まだまだ強くなるのなら、冠は“地方交流”としてもこの中央の舞台で勝ち、最強の敵ルヴァンスレーヴとゴールドドリームと激突するだろうチャンピオンズC(12月2日、中京、GI、ダ1800メートル)で真の頂点を極めたい。
「その前哨戦としては申し分のない仕上げ。結果を出して、チャンピオンズCに向かいたい」と房野助手。堂々と突き抜けたい。(夕刊フジ)
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