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秋のダート王決定戦、ジャパンカップダート(12月1日、阪神、GI、ダ1800メートル)の枠順が28日に確定した。ホッコータルマエ、エスポワールシチーといった実績馬に注目が集まるが、特捜班は未知の魅力にあふれる〔6〕枠(12)番のベルシャザールで勝負する。一昨年の日本ダービー3着など日本最強馬オルフェーヴルと接戦したこともある実力馬。前哨戦を快勝し、新天地のダートで頂上を狙う。馬券は30日から発売される。
トランセンドの1強時代が終わり、群雄割拠のダート戦線。今年に入って交流GI3勝を挙げているホッコータルマエが一歩リードの印象だが、別路線を歩み着々と力をつけてきた魅力的な馬がいる。それが◎(12)ベルシャザールだ。
7、8歳馬がバリバリ活躍するように、層が厚いダート界において、新参者がいきなり活躍するのは難しい。にもかかわらず、今春からダートへ転向したベルシャザールは、順調に出世の階段を駆け上がった。
約1年2カ月ぶりを叩いて臨んだダート2戦目、白川郷S(1600万下)を5馬身差で圧勝すると、オープン特別もわずか2戦でクリア。ダート重賞初挑戦の前走、武蔵野Sは最後の直線で前が壁になるシーンがありながら、一瞬の決め脚で馬群を割って抜け出した。砂転向からわずか5戦(3勝2着1回3着1回)。賞金ボーダーが高いGIに出走できること自体が豊かな才能の表れだ。
3歳時は芝で実力の一端を見せていた。一昨年の日本ダービー3着の実績に加え、皐月賞トライアルのスプリングSではオルフェーヴルに3/4馬身差2着と接戦。皐月賞は3番人気で、4番人気のオルフェ以上の評価を受けていた。芝では善戦止まりだったが、ダートで素質が開花した。
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