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夏のローカル開催がいよいよ閉幕する。新潟を締めくくるのは、サマー2000シリーズ最終戦「第52回新潟記念」(9月4日、GIII、芝2000メートル)だ。シリーズ首位のネオリアリズムは出走しないが、2~5位がズラリと集結。逆転王座を賭けた熱い戦いが繰り広げられる。
アルバートドックはシリーズ初戦の七夕賞で、今年の小倉大賞典に続く重賞2勝目をゲット。3角過ぎから早めに進出し、ダコールの追撃を振り切った。従来は後方一気のイメージが強かったが、「スタートが良ければ前で競馬をしようと思っていた。素晴らしい手応えでいい位置から進められた。勝ててよかったですね」と戸崎騎手。“ニュー・アルバートドック”を強烈に印象づけた。
短期放牧でリフレッシュし、8月上旬に帰厩。先週24日はCWコースで6F82秒9、ラスト1F12秒6(馬なり)をマークした。「休養でリラックスして、ふっくらして戻ってきた。カイバもしっかり食べて、前走時より体調は明らかに良化。当週のひと追いで息もできてくる」と、野見山助手が好調ぶりを伝える。
シリーズ首位のネオリアリズムとは3ポイント差。Vなら文句なしの王座に就き、2~4着でも他馬の着順次第では優勝がかなう。【0002】の左回り、前走の57キロからさらなるアップ必至のハンデと課題もあるが、最大目標の天皇賞・秋(10月30日、東京、GI、芝2000メートル)に向けて何としても好結果を残しておきたいところだ。(夕刊フジ)
★新潟記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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