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4月16日の中山11Rで行われた第18回中山グランドジャンプ(4歳上オープン、JGI、4250メートル、10頭立て、1着賞金=6600万円)は、石神深一騎手騎乗の2番人気オジュウチョウサン(牡5歳、美浦・和田正一郎厩舎)が1番人気のサナシオンを直線外から豪快に差し切ってV。障害に転向して12戦目での重賞初制覇がなんとジャンプGI。重賞2勝馬を下して、春のジャンプ王の座についた。タイムは4分49秒4(良)。
2着には単勝1.3倍の断然人気に推されたサナシオン。好スタートからハナに立ち、安定したジャンプでレースを引っ張ったが、終始2番手のブライトボーイにつつかれる展開で直線の二枚腰が発揮できず、オジュウチョウサンに3馬身半差をつけられた。さらに9馬身離れた3着には7番人気のメイショウアラワシが入線した。
中山グランドジャンプの勝ち馬オジュウチョウサンは、父ステイゴールド、母シャドウシルエット、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道平取町・板東牧場の生産馬で、(株)チョウサンの所有馬。通算成績は14戦4勝(うち障害は12戦4勝)。重賞初勝利。和田正一郎調教師、石神深一騎手はともに中山グランドジャンプ初優勝。
◆石神深一騎手(1着オジュウチョウサン)「レース運びは完璧でした。絵に描いた通りに馬も走ってくれたし、理想と現実が一致したって感じです。道中はサナシオンの手応えを見ながら、ボクの馬の手応えと相談しながら、という感じで進みましたが、外回りに出てから『かわしてくれるかな』というくらいの手応えがありました」
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