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第18回中山グランドジャンプ(16日、中山11R、J・GI、障害4歳上オープン国際、定量、4250メートル=直線芝、1着本賞金6600万円 =出走10頭)絶好の3番手から手応え良く進んだ2番人気オジュウチョウサンが、最終障害飛越後にスパート。1番人気サナシオンを捕らえて3馬身1/2差で快勝し、J・GI初勝利を挙げた。タイム4分49秒4(良)。この後は放牧に出て、暮れの中山大障害(12月23日、中山、J・GI、芝4100メートル)制覇を目指す。
断然の1番人気馬を、正攻法でねじ伏せた。オジュウチョウサンが待望のJ・GI獲りに成功。ゴールの瞬間、石神騎手はステッキを持った右手を天に突き上げ、喜びを爆発させた。
「完璧でしたね。外回りコースに出てからも抜群の手応え。しまいは切れるので、かわしてくれると思いました」
2007年に障害戦の騎乗をスタート。それ以来、大障害コースを勝つことが「夢でした」と語る。デビュー16年目でつかんだ栄光に笑顔が弾けた。
この後は放牧に出てひと休み。今後の目標はもちろん中山大障害だ。まだ5歳馬で、障害馬としての伸びしろは十分。暮れにはさらに進化した姿で春秋J・GI完全制覇に挑む。 (片岡良典)
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