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サマースプリントシリーズ第4戦は団野大成(23)=栗・斉藤崇=騎乗で5番人気のジャスパークローネが鮮やかに逃げ切り、CBC賞に続いての重賞連勝。21ポイントでシリーズ制覇を引き寄せた。秋は、スプリンターズS(10月1日、中山、GⅠ、芝1200メートル)を視野に入れる。森秀厩舎は先週の小倉記念(エヒト)に続き、2週連続重賞V。2着は1番人気ママコチャが入った。
強烈な熱気に包まれた小倉を自慢の快速で、さらに熱くさせた。前走のCBC賞で重賞初制覇を飾ったジャスパークローネが、今回も鮮やかに逃げ切り。団野騎手が白い歯をこぼした。
「一番速いと信じていましたし、馬が応えてくれました。ハンデ(57キロ)も軽いわけではなかったと思いますし、頑張ってくれましたね。たたえてあげたいです」
スピード自慢がそろった一戦だったが、前走同様にハナへ。スタート直後に1馬身のリードを取ると、前半3ハロン32秒9のハイラップを刻み、直線ももうひと踏ん張り。2着ママコチャに半馬身差をつけ、ゴールに飛び込んだ。同レースの逃げ切りは1998年トウショウオリオン以来、25年ぶりだった。
4歳夏を迎え、一気に才能が開花。これでサマースプリントシリーズのポイントを「21」に伸ばし、王者の座にまた一歩近づいた。先週の小倉記念(エヒト)に続き、2週連続での重賞制覇となった森秀調教師は今後について、「(馬が)大丈夫ならスプリンターズS一本でと思います」とGⅠを見据える。
夏の勢いそのままにさらなる大舞台へ。磨いてきたスピードを存分に生かし、頂点まで突っ走る。(山口大輝)
■ジャスパークローネ 父フロステッド、母ファンシーキトゥン、母の父キトゥンズジョイ。栗毛の牡4歳。栗東・森秀行厩舎所属。米国産。馬主は加藤和夫氏。戦績14戦6勝。獲得賞金1億4384万8000円。重賞は2023年GⅢCBC賞に次いで2勝目。北九州記念は森秀行調教師、団野大成騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+王冠(独)」。
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6月2日(日) 09:20 | ||
ウマニティ ウマニティ編集部 | 0 0 1098 |