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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はヴィクトリアマイル・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
土曜日の東京芝のレース結果、近年のヴィクトリアマイルの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は月曜日に20.5ミリ、木曜日にも18ミリの降水を観測。土曜日の開催中も雨が降ったり止んだりと、くずついた天気だったが、水捌けと路盤が良く、芝コースは終日良(JRA発表)を維持した。ソフトな馬場とすれば、決着時計もほどほどの水準に収まっており、まずまず走りやすいコンディションだったと推察される。
芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は1、4、2、1、10番手。Bコース初週らしく、中団より前の位置で運んだ馬が好調。4角11番手以降だった後方勢の2着連対圏入りはゼロとなっている。差しはそれなりに届くものの、直線一気を図る追い込み型にとっては厳しい馬場状態だった。
枠順については、中から外めの枠が優勢。芝競走5鞍の3着以内馬15頭中12頭を5~8枠の馬で占めている。ただし、馬番に置き換えると13番より外の1着はなく、2~3着も2頭に過ぎない。最後の直線で馬場の3分より内を通る馬が幅を利かせていたことを踏まえると、多頭数のレースでは外枠に全幅の信頼を寄せるまでには至らないだろう。
日曜日開催中の予報は不安定(14日7時の時点)。ただ、当初の想定よりは雨量が少なくなる見通し。昨日から今日の朝にかけて、降水確率が都度変わっているように、予報士も読みづらい様子だが、想定通りなら前週のNHKマイルC当日ほどの降水はなさそうな感じではある。
降雨が少量で済むのであれば、土曜日同様に内めを通る馬に利がありそう。一方、内に進路を取りたい馬が多くなればなるほど、内柵近くで運ぶ馬は詰まるなどの不利を被る可能性が高まってくる。そのぶん、囲まれない位置から内を見る形で運ぶ馬の優位性が増すことも考えられるだろう。
とはいえ、Bコース初週の馬場。先述したように、多頭数のレースで外枠に対して過度の信頼は置けない。とすれば、内過ぎず、外過ぎない枠から上手に立ち回る馬が優位とみるのがベター。従って枠順ベースで選ぶなら、3~6枠あたりに軸足を寄せたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
なお、近年のヴィクトリアマイルは、東京芝の重賞で3着以内の好走歴を持っていた馬が堅調。過去5年の1着全馬が、この条件をクリアしている。1分30秒5から1分32秒3まで、決着時計には幅がありながらも、東京適性を問われる傾向が非常に強い。気に留めておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで、先述した要点(3~6枠+東京重賞実績)を満たしているのは、⑤スタニングローズ、⑥ソングライン、⑦イズジョーノキセキ、⑪ナミュール。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
⑤スタニングローズ ⑥ソングライン ⑦イズジョーノキセキ ⑪ナミュール
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