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「第83回オークス」は桜花賞組に別路線組がどう挑むのかが焦点のひとつ。忘れな草賞を圧勝してきたアートハウスは、父がJCホースのスクリーンヒーロー、母が秋華賞2着のパールコードという良血馬。いざクラシックの舞台へ、中内田充正調教師(43)に手応えを聞いた。
――忘れな草賞は4カ月ぶりで3馬身差の圧勝
「3歳初戦でどういう競馬をしてくれるかと思っていたが、道中リズム良く行き、しまいもいい脚を使ってくれた。冬場にうまく調整できたことがレースにつながった」
――ここへ向けての調整は
「1週前追い切りでは道中でのジョッキーとのコンタクトを重視していたが、思ったほどではなかった。心身のバランスが取れていなかったというか、前進気勢がより強まっていた」
――最終追い切りは坂路でメイショウハクサンにクビ先着
「併せ馬でしまいを伸ばす感じ。まだ心身のバランスが取れていない部分があるのが実戦でどう出るかだが、仕上がりはいい」
――桜花賞組との力関係は
「まだGⅠで走っていないし、チャレンジャーという気持ち。胸を借りる立場だと思っている」
――レースへ向けて意気込みを
「初の左回りや長距離輸送など課題も多いが、母譲りの前向きさがこの馬のセールスポイント。当日に力を発揮できるよう、一生懸命に持っていきたい」(夕刊フジ)