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エルフィンS(3歳牝、L、芝1600メートル)は6日、中京競馬場で12頭によって争われ、川田騎乗で5番人気のサルファーコスモス(栗・中内田、父キングカメハメハ)が、中団から鋭く伸びてクビ差で勝利。牝馬クラシックに向け2勝目を手にした。2着は12番人気のスンリ。1番人気のエリザベスタワーは9着に終わった。
出世レースでクラシックへの道を切り開いた。5番人気のサルファーコスモスが鋭い末脚を発揮して、未勝利戦に続き連勝。完璧なレースぶりに川田騎手がうなずいた。
「リズム良く道中は我慢して、直線はしっかり脚を使えましたし、内容も良かったです。いい経験になったと思います」
中団で折り合い、4コーナーで馬場の外めへ。上がり3ハロン33秒8の瞬発力を繰り出して、クビ差抜け出した。中内田調教師は「いい内容で勝ち切ってくれました。前走より良くなって上積みがありました。まだ課題はいくつかありますが、競馬慣れと競馬での体の使い方が徐々に良くなっています」と着実な成長に手応え。今後は未定だが、無敗の3冠馬に輝いた昨年のデアリングタクトをはじめ、過去の勝ち馬にはウオッカ(2007年)やレッドディザイア(09年)など多くのGIホースが並び、桜花賞(4月11日、阪神、GI、芝1600メートル)が見えてきそうだ。
母ミクロコスモスは08年阪神JF3着馬で、全兄には18年日本ダービー3着馬コズミックフォースがいる。血統馬が牝馬路線の新星に名乗りを上げた。(斉藤弘樹)
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