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勝って覚える相撲かな。綱取りロードを突き進むレッドアルヴィスに◎だ。
2着コーリンベリーに0秒4差と、終わってみれば圧勝だったユニコーンS。安田調教師は最大の収穫をこう話す。「レース後、一番変わったのが馬が自信をつけたということ。アルヴィス自身の雰囲気が、今までとは違うんです」
デビューから素質を高く評価されながら、初勝利は3戦目。2番人気のヒヤシンスSでも6着と、“強さとモロさが同居”がこれまでのキャラだった。それが先のタイトル奪取を契機に一変。栗東でも以前の頼りなさ気なイメージを払拭するオーラを出している。
だからこそ、トランセンド(JCダート連覇)、グレープブランデー(フェブラリーS)といった砂の王者を育ててきたトレーナーも、後継者に本馬を指名。暮れのチャンピオンズCでの綱取りを公言した。
その布石となる今回の参戦。無論、わざわざ越後路に足を踏み入れる理由もある。「左回りの走りが本当にいい。だから秋も武蔵野S(東京)、チャンピオンズC(中京)と考えている。短期放牧を挟みつつ、思いどおりの感じに仕上がった。先に向けていい競馬をしてもらわないとね」
自信満々の左回り9F。自信喪失(?)の2歳チャンプに替わる綱候補の座をここで盤石にする。(夕刊フジ)
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