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今週は中京でもOP特別「中京2歳S」(25日、芝1600メートル)が組まれている。過去にメイショウサムソン(皐月賞&ダービー)とダイワスカーレット(桜花賞)を輩出している隠れた出世レースで、無論、クラシックにつながるという意味では函館2歳Sよりこちらに軍配が上がる。
注目は競馬を愛した劇作家・寺山修司氏から馬名を頂戴したというシュウジ(牡、父キンシャサノキセキ、母カストリア)。最後は流し気味だったデビュー戦(中京芝1400メートル)でマークした1分22秒5は同開催のタイランドC(3歳上500万下)と0秒5差で、決して名前先行型ではない。
「とにかく素晴らしかった」と橋口弘調教師が絶賛したのが今週の最終追い切り。栗東坂路で4F51秒6、ラスト1F12秒8の超抜時計を叩き出し、この中間も絶好の雰囲気を醸し出している。
「前走は余裕しゃくしゃくだった。掛かる面がないので控えても大丈夫。おそらく1番人気だろうけど、人気に応えてくれるはず。勝てば朝日杯FSが見えてくる」と、ここは通過点と言わんばかりだ。(夕刊フジ)