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2歳チャンプへ充電完了。ベストのマイルでアトムが完全燃焼だ。栗東CWコースで圧巻の3頭併せだ。先頭に立ったエアカミュゼの2馬身後ろにメテオロロジストがつけて、さらにその1馬身後ろにアトム。川田騎手を背に楽な手応えを見せながら、前2頭に合わせるように加速し、4角で最内へ。鞍上からの気合とともにギアチェンジすると、ラスト1Fでエンジン全開。11秒9と鋭く末脚を伸ばし、中メテオを4馬身、外エアを6馬身突き放した。
「1Fだけという指示だったけど、ほとんど追っていないですよ。あまりに動くので、やりすぎないようにと思ったほどでした。ベストのマイルで、しまいの脚を生かしたい」と、ジョッキーはGI獲りへ期待を膨らませた。先週、阪神JFを断然人気のハープスターで取りこぼした分も、力が入るだろう。
放牧を挟み、馬体は充実。デイリー杯2歳Sで後方から唯一、ホウライアキコにタイム差なしのクビ差2着まで迫った末脚に力強さが加わってきた。
「前走は京都の開幕週で前が止まらない馬場。ゴール前の脚は、こっちのほうが上回っていたと思う。この中間は、背丈こそ変わりはないけど、トモのあたりがガッシリして幅が出てきた。格段に良くなっていますよ」と、06年ドリームジャーニーに続くVを狙う池江寿調教師はニッコリ。主役候補へ、堂々と名乗りをあげた。(夕刊フジ)
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