１９日の京都１１Ｒで行われた第１９回秋華賞（３歳牝馬オープン、ＧＩ、芝２０００メートル、１７頭立て＝パシフィックギャルは競走除外、１着賞金＝８９００万円）は、浜中俊騎手騎乗の３番人気ショウナンパンドラ（栗東・高野友和厩舎）が最内から抜け出して優勝。重賞初制覇をＧＩの舞台でやってのけた。タイムは１分５７秒０（良）。

　新たな女王は、最内をすり抜けて誕生した。早くから素質を高く評価されてきたショウナンパンドラが、断然人気のオークス馬ヌーヴォレコルトを封じ込めて快勝。管理する高野調教師ともども、初の重賞タイトルをＧＩで勝ち取った。

　レースはペイシャフェリスがハイペースで引っ張る展開。リラヴァティ、ハピネスダンサー、バウンスシャッセなどが続く。レース中盤までは、先行馬群と後方の馬群が２つに分かれる形となった。よどみない流れになり、先行馬群は直線に向いていずれも失速。一気に差し馬が伸びてきた。直線半ばで先頭に躍り出たのはタガノエトワールだったが、外からヌーヴォレコルトがじわじわと迫る。しかし、その間隙を突いて最内から伸びてきたのがショウナンパンドラ。終始インを立ち回ってロスのないレース運びを見せ、オークス馬の追撃をクビ差しのいで戴冠した。ヌーヴォレコルトは２着に敗れ、さらに１馬身１／４差の３着に４番人気のタガノエトワールが入っている。２番人気のレッドリヴェールは６着に終わった。

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