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第46回フィリーズレビュー(11日、阪神11R、GII、3歳、牝馬、芝1400メートル、1着賞金5000万円=出走16頭)ニコラ・ピンナ騎手騎乗の1番人気アイムユアーズ(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎)が好位追走から直線抜け出して快勝。現3歳世代では初のJRA重賞2勝馬となった。勝ちタイム1分22秒8(良)。
2着に8番人気ビウイッチアス、3着には7番人気プレノタートが入り、上位3頭が桜花賞(4月8日、阪神、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得。2番人気に推されたイチオクノホシは4着だった。
乱桜戦線で一歩リードしたのは関東娘・アイムユアーズだった。道中は好位3番手のインを追走。抜群の手応えを残したまま4コーナーを周回すると、直線では鞍上のピンナ騎手のゴーサインとともに、満を持して先頭に躍り出た。内からビウイッチアスが迫ったが、直線の坂上でもうひと伸び。最後は1馬身1/4差をつけて、現3歳世代では初となるJRA重賞2勝目をゲットした。
これでチューリップ賞(ハナズゴール)、アネモネS(パララサルー)に続き、桜花賞トライアルはすべて関東馬が制覇。チューリップ賞が重賞格上げとなった94年以降、桜花賞トライアルの関東馬ジャックは初のことだ。アイムユアーズは今後、栗東に滞在して桜花賞に臨む予定。
アイムユアーズは父ファルブラヴ、母セシルブルース、母の父エルコンドルパサーという血統。通算成績6戦3勝。重賞は11年のファンタジーS(GIII)に続く2勝目。ニコラ・ピンナ騎手、手塚貴久調教師はともに同レース初制覇。