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第46回デイリー杯2歳S(15日、京都11R、GII、2歳、芝1600メートル、1着本賞金3800万円=出走12頭) 小牧太騎手騎乗の4番人気クラレント(牡2歳、栗東・橋口弘次郎厩舎)が無傷2連勝で重賞初勝利を飾った。勝ちタイム1分34秒9(稍重)。2着には1番人気ダローネガ、3着には3番人気ゲンテンが入った。
一昨年の勝ち馬リディルに続く“兄弟制覇”で、クラレントが来春のクラシック候補に躍り出た。
1番人気ダローネガの出負けで幕を開けたレースは、3番人気ゲンテンが引っ張る展開。小倉2歳S2着馬で2番人気のマコトリヴァーサルが続き、クラレントは中位の内でじっくりと脚を温存。腹を決めたダローネガは最後方を進んだ。
勝負どころの“淀の坂越え”からダローネガが進出を開始すると、レースは激化。直線を向くと、逃げ切りを図るゲンテンを目掛けて、好位抜け出しを狙うメイショウハガクレ、大外からダローネガが猛追した。その間隙を突いて一気に伸びたのがクラレントだった。最後はダローネガとの壮絶な追い比べを半馬身差で制してゴール。新馬戦で見せた“豪脚”をこの日も披露し、重賞タイトルを手中に収めた。
クラレントは父ダンスインザダーク、母エリモピクシー、母の父ダンシングブレーヴで、兄に09年の同レース勝ち馬リディルがいる血統。通算成績2戦2勝(重賞1勝)。小牧太騎手は04年ペールギュント、09年リディルに続く3度目、橋口弘次郎調教師は95年ロゼカラー、04年ペールギュント、09年リディルに続く4度目の同レース勝利となった。
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