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中山の日曜メイン・弥生賞は、皐月賞トライアルのなかでも超豪華版で、無敗のディープインパクト産駒3頭が激突する。2歳王者ダノンプレミアム、東スポ杯の覇者ワグネリアンが実績でリードしているが、藤沢和雄厩舎のオブセッションも未知の魅力なら負けない。ダービートレーナー&ジョッキーが絶賛する能力の持ち主。クラシックの主役に躍り出るか。
昨年のダービー馬レイデオロと同じ藤沢和調教師とルメール騎手の最強タッグが口をそろえ、能力を高く評価する。無敗のディープインパクト産駒のもう1頭、オブセッションが牡馬クラシックの勢力図を塗り替えようとしている。
「放牧を挟んで、ここまで順調に来ている。大きくてまだ子供っぽく見える体だけど、まだまだ成長するし、いい馬だよ」
トレーナーが満面の笑みを浮かべる。火曜は美浦の坂路を4ハロン64秒6-15秒5で元気よく駆け上がった。3カ月の休み明けだが、2月上旬からしっかりと乗り込まれており、中間は併せ馬を5本消化。皐月賞出走をかけた前哨戦に向け、仕上がりは良好だ。
デビュー戦は雨に煙る重馬場の東京芝2000メートル。超スローペースにもぴったりと折り合い、2着馬を半馬身差で競り落とし、非凡な勝負根性を見せた。2戦目のシクラメン賞も、エンジンがかかるまでに時間を要したが、終わってみれば、上がり3ハロン33秒5の瞬発力で4馬身突き抜ける圧勝だった。
前走の勝ちタイム1分45秒6は芝1800メートルの2歳日本レコードで、イスラボニータが2013年の東スポ杯2歳Sでマークした従来の記録を0秒3更新。ルメール騎手も「楽勝でしたね。強いエンジンを持っていますし、パワーもあります」と走りを絶賛していた。
「大跳びで自分からガンガンと行く馬じゃないけど、上がりは良かったし、強かった。いろいろな競馬に対応できているし、器用だから中山でも問題はない。強い馬がたくさんいるけど、期待しているよ」と指揮官。母パーシステントリーは、2010年のGIパーソナルエンサインSで前年の米年度代表馬レイチェルアレクサンドラを撃破し、その名を一躍高めた。オブセッションも、ここで無敗のライバル2頭を打ち破り、その名を高める。(花田隆)
★弥生賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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穴獲る箱
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シルバーシード
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0df8f68ce7
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飛来
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メジロ萬蔵
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(退会ユーザー)