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28日の中京10R大寒桜賞(3歳500万下、芝2200メートル)は、吉田隼人騎手騎乗の2番人気タンタアレグリア(牡、美浦・国枝栄厩舎)が差し切り勝ち。昇級3戦目でオープン入りを決めた。タイムは2分14秒9(良)。
アイオシルケンがマイペースで逃げて、レトロロックが2番手。人気のブランドベルグは3番手につける。平均ペースで流れて直線に向くと、ブランドベルグが前をとらえて先頭に。しかし、ゴール前で脚いろが鈍ったところに、外からタンタアレグリアとレントラーが接近。最後は間を割ったタンタアレグリアが抜け出して、うれしい2勝目をマークした。過去3年の勝ち馬はトーセンホマレボシ、ラストインパクト、ワールドインパクトといずれも重賞で好走している出世レースで、勝ったタンタアレグリアの今後に期待がかかる。1/2馬身差2着が4番人気のレントラー。さらに3/4馬身差の3着がブランドベルグだった。
タンタアレグリアは、父ゼンノロブロイ、母タンタスエルテ、母の父Stukaという血統。通算成績は6戦2勝となった。
吉田隼騎手は「実戦では初めての騎乗でしたが、2週続けてけいこで乗って、癖はつかんでいました。きょうの馬場がどうかなと思いましたが、内めをリラックスして追走できました。進路を確保するのに少し手間取りましたが、開くとしっかり伸びてくれました。まだ子供っぽいですが、いい能力があります」と追い切りで十分なコンタクトをとって制した一戦を冷静に振り返っていた。
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