＜栗東トレセン＞

　インディチャンプは坂路４ハロン６４秒４－１６秒２で追い切りに備えた。「調子はいい。前走までは水っぽかったのが、実が入って、そのぶん動きも良くなってきた」と内徳厩務員は上積みを強調。

　昨年の安田記念以来の白星を目指すモズアスコットは８日の１週前追い切りで４ハロン４９秒４の自己ベストを計時。宮内助手は「いい状態で本番を迎えられそう。衰えは感じませんし、復活してほしい」と期待を込めた。

　一昨年の勝ち馬ペルシアンナイトは昨年も２着と好相性。池江調教師は「加速するのに時間がかかるタイプ。３コーナーからの下りが使えることと、直線が長いのがいいのだと思います」と分析する。昨年３着の僚馬アルアインは、前走の天皇賞・秋は大外枠が響いて１４着。「使った後は順調にこれていますし、ひと叩きした効果はある」と反撃を誓う。

　マイスタイルは前走のスワンＳで３着。京都金杯２着と舞台適性は高そうだ。昆助手は「上積みはあります。マイルの距離は間違いなくいい」と力を込めた。

　前走の富士Ｓでクリノガウディーは、直線で前が壁になりながら０秒３差４着。「中間も順調。ジョッキー（４戦ぶりにコンビを組む藤岡佑騎手）も“成長している”と話していた」と藤沢則調教師は前進を見込む。

　＜美浦トレセン＞

　富士Ｓ２着レイエンダは坂路４ハロン５９秒２－１４秒９で追い切りに備えた。津曲助手は「気温が下がって、毛づやが一段とさえてきている」と好感触。「マイルを２戦続けて使うのはいいはず」とＧＩ初挑戦でも強気だ。

　ヴィクトリアＭ２着プリモシーンは前走の府中牝馬Ｓで１５着。「ショックだった」と話す木村調教師だが「在厩して体調は上昇。レースでアグレッシブに走ってもらえるように修正できている」と一変に期待する。



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