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▼2014年03月29日(土) 阪神11R 毎日杯
【血統別成績(2007年以降)】
●父がサンデーサイレンス系種牡馬 [6-4-5-37](複勝率28.8%)
●父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬 [1-3-2-39](複勝率13.3%)
→現在のコースで施行されるようになった2007年以降は父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬が優勢。このうち、前走がJRAのレース、かつその前走で出走メンバー中5位以内の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬は[6-4-4-26](複勝率35.0%)とより安定しています。
▼2014年03月29日(土) 中山11R 日経賞
【前走の条件別成績(2008年以降)】
●JRAのGⅠ、GⅡ [5-6-4-28](複勝率34.9%)
●その他のレース [1-0-2-34](複勝率8.1%)
→前走で格の高いレースに出走していた馬が中心。また、JRAのGⅠかGⅡで3着以内となった経験がない馬も2008年以降[1-1-0-21](複勝率8.7%)と苦戦していました。
▼2014年03月30日(日) 阪神11R 六甲ステークス
【JRAの重賞かオープン特別、かつ3歳以上か4歳以上のレースにおける連対経験の有無別成績(2011年以降)】
●あり [0-0-1-23](複勝率4.2%)
●なし [3-3-2-16](複勝率33.3%)
→実績馬がまったく信頼できないレース。コース適性などのファクターを重視すべきでしょう。
▼2014年03月30日(日) 中山11R マーチステークス
【単勝オッズが10倍未満だった馬の、年齢別成績(2004年以降)】
●4歳 [1-0-1-12](複勝率14.3%)
●5歳以上 [5-1-5-18](複勝率37.9%)
→波乱の目立つレースですが、特に4歳の実績馬は人気を裏切りがち。エーシンゴールド、クリソライト、ジェベルムーサ、ソロルあたりは過信禁物かもしれません。
▼2014年03月30日(日) 中京11R 高松宮記念
【JRAGⅠにおいて3着以内となった経験の有無別成績(2008年以降)】
●あり [6-6-1-23](複勝率36.1%)
●なし [0-0-5-64](複勝率7.2%)
→近年の連対馬はいずれも既にJRAGⅠで好走経験があった馬。当時JRAGⅠ初挑戦だった2012年のロードカナロアも3着止まりでした。特別登録を行った馬のうち、JRAGⅠにおいて3着以内となった経験があるのは、サンカルロ、シルクフォーチュン、ハクサンムーン、マヤノリュウジン、リアルインパクト、レッドオーヴァル、レッドスパーダの7頭です。
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、『グリーンチャンネル』などさまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)などにも造詣が深く、近年はWIN5研究の第一人者としても知られるようになった。近著に『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。最新刊『本当に儲かる騎手データブック 馬券の勝ち組は騎手を野次らない(競馬王新書EX008)』(ガイドワークス)が2014年04月10日に発売予定。