柴田　牝馬のＧＩだと直前の調教が軽めになることが多いから、判断が難しいよな。

　川端　１週前の動きも含めて評価することが必要ですわ。そういう意味でもリスグラシューが良かった。１週前に武豊騎手が騎乗して坂路で４ハロン４９秒９の猛時計を出していて、今週は同５４秒４のソフト仕上げ。うなるような手応えでも、きっちり我慢がきいていましたわ。

　斉藤　僕はレッツゴードンキを。坂路で道中は我慢させて４ハロン５５秒０ですが、ラスト１ハロンは１１秒９。マイル戦を意識してスイッチを入れさせない調整が好結果になりそうです。

　柴田　連載の結論をもう言ってしまっていいのか？

　斉藤　まだ決めていませんよ。今週の動きが抜群だったレッドアヴァンセもいますし。坂路でラスト１ハロンを過ぎてから仕掛けられてあっという間に２馬身先着。以前より馬体減を気にせず、ビシビシやれています。

　川端　穴っぽいのはジュールポレールですわ。馬なりで坂路４ハロン５１秒３の好時計。３着だった昨年以上やと思いますよ。

　柴田　参考にさせてもらうよ。

　川端　ちょっと。関東馬はどうですのん？　少しは教えてくださいよ。

　柴田　アエロリットは漆山の記事を読んでもらうとして、他はピンと来ないなあ。あえていえばデアレガーロ。１週前にＷコース６ハロン８１秒１を出して、今週は併せ馬で４ハロン５２秒０。動きもまずまずだけど、何より落ち着いた雰囲気なのが、この馬には重要。当日もこの気配を維持していればやれるかもな。



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