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サマー2000シリーズ第1戦「七夕賞」に、快速馬マルターズアポジーがスタンバイ。ローカルのGIIIでは(3)(1)(1)着と超絶な強さを誇る個性派だ。自身もJRA通算300勝へあと『1』と迫る、“JRAのバイプレーヤー”ブッシーこと武士沢友治騎手(39)に勝算を聞いた。
--5日はWコースで右ムチ3発と、怒とうの攻め
武士沢友治騎手「しまい重点の指示。とにかく最後まで気を抜かせないように追った。先週もビッシリやっているし、予定どおり」
--ここまでビシビシと攻める意図とは
「結局、逃げ馬はラストのひと踏ん張りが重要になる。その点を踏まえての、2週連続のしまい重点。この馬はこのやり方でいい」
--前走・大阪杯は平均ペースで逃げながら12着に敗れた
「流れからも、もっといいところがあると思っていたけど、やっぱりGIなのかな? 自身が失速したというよりも、キタサンブラックの迫力に力を吸い取られてしまった」
--一方、ローカルのGIIIではめっぽう強い
「得意の福島、小回りに替わるのはプラスだ。あとは自分の競馬をするだけだけ。斤量泣きするタイプじゃないので(トップハンデの)57・5キロもOK。さらに成長しているのも感じている」
--課題だった精神面は
「以前に比べて普段からイレ込むことがなくなった。今はけいこがしやすい。それでいて競馬に行けばスイッチが入る。これがこの馬の持ち味」
--自身もあと1勝でJRA通算300勝
「時間がかかっているのは確か。まぁ、競馬の神様が与えた試練と思って(笑)」
(夕刊フジ)
★七夕賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載