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4月30日に香港・シャティン競馬場で行われた第43回クイーンエリザベス2世カップ(GI、3歳以上、芝・右2000メートル、別定、8頭立て、優勝賞金1140万香港ドル=約1億6070万円)は、J・モレイラ騎手騎乗の日本馬で2番人気のネオリアリズム(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)が快勝。GI初制覇を達成するとともに、日本馬として2002、03年エイシンプレストン、12年ルーラーシップに次ぐ延べ4勝目を挙げた。タイムは2分04秒59(良)。
ザユナイテッドステイツがハナを奪い、2番手に一昨年の覇者ブレイジングスピード、3番手にパキスタンスターが続く展開。昨年の勝ち馬ワーザーは4番手につけていた。5~6番手にいたネオリアリズムは、3コーナー手前の残り約1000メートルで一気に外から先頭に立つと、直線でも脚いろが衰えることはなく、後続の追撃をしのぎ切った。パキスタンスター(3番人気)がクビ差の2着で、3着はワーザー(1番人気)。ブレイジングスピード(5番人気)は4着だった。
ネオリアリズムは、父ネオユニヴァース、母トキオリアリティー、母の父メドウレイクという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は18戦8勝(うち海外2戦1勝)。重賞は16年札幌記念・GII、17年中山記念・GIIに次ぐ3勝目。クイーンエリザベス2世Cは、堀宣行調教師、J・モレイラ騎手ともに初勝利。
◆J・モレイラ騎手「先手をとるつもりでしたが、スタートがよくなかったので、我慢させなくてはなりませんでした。向こう正面でペースが遅くなったので、(残り約1000メートルで)外に出して前に行かせました。なかなかトップスピードに乗りませんでしたが、直線ではいい脚を(長く)使う自信があり、実際にそうなりました」
◆堀宣行調教師「昨年の12月(香港マイル=9着)に続いて2回目の香港遠征になりましたが、今回は馬の学習能力にも助けられ、前回よりいいコンディションで出走させることができ、いいレースをお見せすることができました。今後については、日本に帰ってからの馬の状態を見て、レースを選択していきたいと思います」
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