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今週の東西調教ウオッチャーはフジテレビ賞スプリングSと阪神大賞典が対象レース。美浦トレセンからは東京サンスポの花田記者、栗東トレセンからは大阪サンスポの正木、山口記者が参戦して好調教馬をピックアップした。
山口 まずはフジテレビ賞スプリングSからいきましょうか。美浦の花田さん、いかがです?
花田 美浦からはアウトライアーズ。重馬場のWコースで前2頭を5馬身以上追いかけて、直線で内から馬体を併せて4ハロン54秒0-12秒7で併入。終始リラックスして流れるような動きで雰囲気も文句なしでした。
正木 栗東ではこの中間から浅めのブリンカー装着で調教を積んできたプラチナヴォイスかな。内ラチに突っ込みそうになった前走から矯正されて、CWでも真っすぐの伸びだった。見限りは早計や。
花田 美浦でもう1頭ならエトルディーニュ。先週、Wコース長めをしっかり追われ、今週は5ハロン73秒3-13秒0。これはいつもの調整法だし、コースの外々を回ってパワフルな脚さばき。相手なりに走るので侮れません。
正木 次は 阪神大賞典。菊花賞、有馬記念を勝ったサトノダイヤモンドが出走する。久々でも仕上がりは上々やし、ここは相手になりそうな好調教馬を探そか。
山口 それならトーセンバジルでしょう。CWコースの併せ馬では、馬なりでも軽々と僚馬に追いつき、直線半ばから加速すると瞬時に1馬身半引き離しました。状態はすごく良さそうですよ。
正木 オレは冷静に昨年の覇者シュヴァルグラン。先週の福永騎手を背にしたCW追い(6ハロン82秒0-12秒2)でほぼ仕上がっていたと思うけど、今週も緩めずに坂路で併せ馬。ビシッと追われ、パワフルな伸びで併走馬に2馬身先着した。真のステイヤーらしい心臓の強さや。
★フジテレビ賞スプリングSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載★阪神大賞典の出馬表はこちら 調教タイムも掲載