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秋のGIシリーズ開幕戦・スプリンターズSでハクサンムーンが悲願のVを狙っている。昨年は絶対王者ロードカナロアの2着。西園正都調教師(58)に、ひと叩きしたスピードランナーの手応えを聞いた。
--今回も最終追いは調教時間終了間際
西園調教師「“わがまま息子”のために遅くまで待ってもらってすみません。中2週なのでテンから15-14で行ってラストを伸ばした。見込んでいた4F53秒台よりも少し遅くなったが、まずは予定どおり」
--前走のセントウルSは5カ月半ぶり
「夏のハンデ重賞だと背負わされるので、早々にセントウルSからと決めていた。典型的な夏馬で春先より馬体の張りが良く、デキが違った」
--戸崎騎手とは初コンビだった
「本番を考えてハナにはこだわらないでいこうと話し合ったが、『もう少しゆっくり行きたかったけど、この馬、速すぎます』と。それでも先行馬総崩れのなか、改めて強さを見せた。本番へ自信を深められました」
--今年は新潟が舞台
「中山なら100%の自信があるが、雨が結構降っても時計の速い新潟への適性がつかめない。ただ直線競馬とはいえ、アイビスSDを勝っていることは大きい」
--叩き2走目で、鞍上も2度目
「落ち着いていてカイ食いもいい。ハナにはこだわらないが、2F目が抜群に速い。行く気に任せた競馬をしてほしい」
--ロードカナロア級の馬はいない
「(昨年のセントウルSで)あの馬に土をつけているんだから、何とか結果を出したいと思う。結果次第で香港スプリント(12月14日)のプランも出るだろうね」
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