６日の京都２Ｒ３歳新馬（ダート１８００メートル）は、古川吉洋騎手騎乗の５番人気ゴットロブロイ（牡、栗東・木原一良厩舎）が逃げ切り勝ち。タイムは１分５６秒０（良）。

　スタート直後にサトノミラクルが走るのを止めて競走中止のアクシデント。残る１３頭の中から、最内枠のゴットロブロイが先手を奪い、エヴォリューションがこれに続く。１番人気のフェイマスエンドは好位のインでレースを進めた。ややスローな流れになり、３～４コーナーの中間で後方にいたペプチドキングモアが一気に外からまくり上げて直線へ。外の馬に並びかけられたゴットロブロイがしぶとい粘りを見せて後続を突き放すと、追走した馬たちは伸びを欠く。ロスなくインを立ち回ったトウカイストリームが馬群から抜け出したものの、２着までが精いっぱい。ゴットロブロイが１／２馬身差で逃げ切って、初陣を飾った。２着は２番人気のトウカイストリーム。さらに１／２馬身差の３着が３番人気のハナリュウセイだった。

　ゴットロブロイは、父ゼンノロブロイ、母ローズサッシュ、母の父ドクターデヴィアスという血統。おじにＧＩ香港ヴァーズ、ＧＩＩドバイシーマクラシック、日経新春杯、目黒記念勝ちのステイゴールドがいる。

　古川騎手は「行く気はなかったけど、最内枠だったのであの形になりました。スパッと切れる感じではないので、少しずつギアを上げていきましたが、うまくいきましたね。素直で乗りやすいですし、これから良くなってくると思います」と会心の逃げ切り勝ちに笑顔を見せていた。

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