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有馬記念(22日、中山、GI、芝2500メートル)でデスペラードに騎乗する横山典弘騎手(45)が、虎視眈々と頂点を狙っている。武豊騎手の3590勝に次ぐ現役2位の2450勝をあげるベテランが、得意の舞台でグランプリ2勝目をあげる。
オルフェーヴルの1強に待ったをかける。関東の名手・横山典弘騎手がステイヤーズSの覇者デスペラードで番狂わせを起こす。
「一発があるか? それは馬のデキ次第じゃないかな」
不気味に笑みを浮かべるノリ。関東の第一人者として若手騎手からの人望も厚い名手は、中山をもっとも得意とする。1986年以降、中山芝での重賞59勝は、2位の岡部幸雄元騎手の36勝、3位の蛯名正義騎手の35勝を大きく引き離したトップ。有馬記念も1996年に優勝。奇しくも当日は、そのときの相棒サクラローレルが来場する。ここ一番で勝負強いノリが燃えないわけがない。
デスペラードとのコンビは2走前のアルゼンチン共和国杯が初めてだったが、このときは後方から差を詰めて6着。ところが前走のステイヤーズSでは好位5番手から3馬身半差の圧勝とレーススタイルも一変させた。