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20日の中京11Rで行われた第30回東海S(4歳上オープン、GII、ダート1800メートル、16頭立て、1着賞金=5100万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の4番人気グレープブランデー(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)が直線で豪快に差し切って快勝。3歳時のジャパンダートダービー以来、約1年半ぶりの重賞Vを成し遂げた。タイムは1分51秒0(良)。
外から出ムチを入れてアイファーソングが強引にハナに立つ。その直後にナムラタイタンとバトルドンジョン、メダリアビートなどがつけてやや速いペースで流れ、ホッコータルマエも気合をつけて好位を追走した。4コーナーを回って馬群はガラッと入れ替わり、差し馬が台頭。中でも脚いろが目立ったのは、外から伸びたグレープブランデーで、一気に差し切って久々の重賞Vを飾った。2着争いはしぶとく粘った7番人気ナムラタイタン。1番人気のホッコータルマエは3着に敗れている。
グレープブランデーは、父マンハッタンカフェ、母ワインアンドローズ、母の父ジャッジアンジェルーチという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産で、(有)社台レースホースの所有馬。通算成績は15戦6勝(うち地方1戦1勝)。重賞は交流GIジャパンダートダービー(11年)に次いで2勝目。安田隆行調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに東海S初勝利。
ルメール騎手は「前走から中団で脚をためる競馬を試みていたのですが、それが結果として表れてくれました。跳びの大きな馬で、直線でも追うごとにしっかり脚を使ってくれました」と2度目の騎乗で結果を出して笑顔を浮かべていた。
ルメール騎手は短期免許の期間が切れるため騎乗できないが、次走はフェブラリーS(2月17日、東京、GI、ダート1600メートル)に向かう予定。
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