競馬ニュース > 記事
22日の東京11R霜月ステークス(3歳上オープン、ダート1400メートル)は、石橋脩騎手騎乗の11番人気マルカフリート(牡9歳、栗東・浜田多実雄厩舎)が道中最後方から直線一気に差し切って快勝した。タイムは1分23秒2(良)。
最内枠のエーシントップがダッシュ良く先手を取って、ハイペースの逃げ。離れた2番手にカチューシャ、カジキがつけ、さらに人気のグレイスフルリープもこの2頭を見る位置に続いた。大逃げを打ったエーシントップだったが、残り2ハロンを前にして失速。満を持してグレイスフルリープが先頭に立ち、そのまま押し切りを図ったが、道中で最後方にいた9歳馬マルカフリートが馬場の真ん中から矢のような伸び脚を見せる。勢いに乗ったマルカフリートは、懸命に粘るグレイスフルリープを鮮やかにかわしてV。3カ月ぶりの休み明けで11番人気の低評価だったベテランホースが、まだまだ衰えのないところを証明した。1馬身1/4差の2着が1番人気のグレイスフルリープ。さらにクビ差の3着には馬群のインからしぶとく伸びた13番人気の伏兵ピンポンが入り、3連単は25万円を超える波乱となった。
マルカフリートは、父アフリート、母スプリングアマイン、母の父タヤスツヨシという血統。通算成績は28戦10勝(うち地方1戦1勝)となった。
石橋騎手は「出たなりで行こうと思っていましたし、前半は無理せずに後ろから追走しました。直線に向いてからは、思った通りのいい末脚を使ってくれました」と会心の差し切り勝ちを振り返っていた。
★22日東京11R「霜月ステークス」の着順&払戻金はこちら
![](/common/img/timeline/thumb-up.png)