今週はＧＩマイルＣＳが対象だ。美浦から東京サンスポの片岡、板津両記者、栗東からは大阪サンスポの正木記者と関西競馬エイトの籔本トラックマンが参加して、秋のマイル王を狙える好調教馬をピックアップした。

　板津　今週は関東馬の方が雰囲気がいいですよ。

　正木　そうみたいやな。じゃあ、さっそく頼むで。

　板津　イスラボニータはＷコースの併せ馬（６ハロン８１秒４－１２秒３）で楽々と先着して、動きが絶品でした。今年の３戦は少し迫力に欠けていましたが、今週は昨年の皐月賞を制したときのような反応のよさと豪快なアクション。ひょっとしたら過去最高のデキかも。蛯名騎手、栗田博調教師のトーンも今回は違います。

　片岡　ロゴタイプも忘れんといてや。Ｗコースで５ハロン６９秒３－１２秒５。時計自体は普通やけど、浜中騎手が乗ってゴール前で持ったままググッと出てきた。一昨年の皐月賞以来、勝っていないが、イスラボニータと同様に今、ＧＩを勝つならマイルの距離や！！

　正木　関西馬も負けてへんで。昨年の覇者ダノンシャークは、７歳でも衰えは全くない。坂路で遅い時間帯に登場して重めの馬場だったことを思えば、４ハロン５２秒６－１２秒０の時計は秀逸で体もプリプリ。これは動ける。

　籔本　同じく坂路のフィエロは文句なしの時計と動き。ほぼ馬なりで僚馬を４馬身突き放して４ハロン５２秒２－１２秒２の好時計をマークして、体にも実が入ったと感じさせるブレのない走りだった。完成の域に達した感じです。

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