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先週の皐月賞において、当コーナーがターゲットとしたシンエンペラーは5着。この結果だけを見ると「いい仕事ができた」と満足したくなるところですが、シンエンペラーは週中のこちら(や各メディア)の見立てとはだいぶ異なり、最終的に5番人気だったのです。5番人気じゃあ、「人気馬」と呼んでいいのか微妙だなあ……。
ということで、皐月賞の反省も踏まえて、人気馬探しについてより丁寧に進めようと思います。と言っても、いつものように複数のメディアを見て判断するより他ありませんが(笑)。さて、今年のマイラーズCですが、多くのメディアがセリフォスとソウルラッシュの2頭を上位人気視しているようです。
この2頭ですが、近2走は同じレースに出走しています。2走前は昨年11月のマイルCSでした。結果はソウルラッシュが2着で、セリフォスは8着でした。その後、2頭は共に香港に渡り、香港マイルに出走しています。結果はソウルラッシュが4着で、セリフォスは8着でした。この2頭は同じような臨戦過程を経て、しかも休養明けの一戦となる点も同じです。しかしこの両者を比較した際、ここでひとつ、明らかにセリフォスにとっては不利な材料で、当コーナーのターゲットをセリフォスにせざるを得ない話があるのです。
負担重量にご注目ください。今回、ソウルラッシュは57キロで出走しますが、セリフォスは1キロ重い58キロでの出走となります。2022年に阪神競馬場で行われたマイルCSを勝ったセリフォスは、別定戦であることも災いして、ソウルラッシュより1キロ重い58キロで出走します。
近2走は同じレースを使われて、しかもいずれも先着を許しているのに、今回はセリフォスのほうが斤量も1キロ重くなってしまうのです。これでセリフォスがG1馬の意地を見せてソウルラッシュを逆転できるのなら、安田記念も楽しみにしよう、という話になるのですが、普通に考えれば、セリフォスのほうが不利だと言わざるを得ないでしょう。
2頭はここを使った後は、恐らく安田記念に駒を進めると思われます。セリフォスの復活劇が見られるとすれば、その安田記念ではないでしょうか。そこで今回までは逆転はない、と判断して、セリフォスを当コーナーのターゲット馬とすることにしたのです。
……とここまで書き進めてきて、どうしても気になるのは先週の皐月賞と同じパターンに陥らないだろうか、という点です。
――また危ういのか? いや大丈夫……だろう。
などと、オッズについて行ったり来たりの思いをしのばせつつ本記事を終わりたいと思います。「最近はオッズもホント読みにくくなりましたね~」の捨て台詞とともに^_^;
このニュースへのコメント
菅野一郎
>自称 府中のレース名人カンチ 稲田堤在住さん
申し訳ありません。
2024年4月19日 6:28
自称 府中のレース名人カンチ 稲田堤在住
……が多くて
最近はこの記事も、ホント読みにくくなりましたね
2024年4月18日 15:41